【高田のはなし】春の訪れ 桜咲く陸前高田
2014年04月26日
春の訪れを実感する桜の花。
今月の中旬から、陸前高田にも桜のたよりが届きはじめ、今週は市内各所でその姿を観ることができました。
震災以前、「さくら祭り」が行われていた酔仙酒造跡地。
今では高田第一中学校のグラウンドとなり、体育の授業の号令や部活動の掛け声がきこえてきます。
かつての桜の名所からみえる景色は、1年前とは様変わりしました。
高台の造成がすすむ町を、市内の桜たちはどんな風に見つめているのでしょうか。
浄土寺に植樹された「桜ライン311」の桜の木。左の写真の奥に見えるのが着工中の下和野の災害公営住宅です。
竹駒町の高台から。対面の山を削って高台造成が進んでいるのが見えます。
横田町にて、春の気仙川と桜。湛える水の青と桜の花びらのコントラストが本当に美しく、しばらく見入ってしまいました。
「北国の春」に歌われるような、美しい陸前高田の春。
長い冬を越えて、待ちかねたように咲き誇っている桜たちに、どこかこのまちの姿を投影してしまいます。
ゆっくりと、しかし着実にまちは変わっていきます。
来年の桜はどんなまちを観ているのでしょうか。