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【Cheer Up!】中越の復興に学ぶ ~つどいの丘商店街の事例から~

陸前高田での応援したい取組みをご紹介する「Cheer Up! 陸前高田」。
今回は、新潟県中越大震災から学ぶ取組みを、つどいの丘商店街の事例にご紹介します。

復興・復旧に向けて、阪神・淡路大震災(1995年)や新潟県中越大震災(2004年)など、
過去の震災からの復興に学ぶ取組みは多く行われていますが、特に新潟県中越への視察や情報交換などは
陸前高田でも活発に行われているように感じます。

6月10日・11日、高田大隅つどいの丘商店街でも、今後行う予定の「復興・復旧経験地域視察研修会」の
事前勉強会として、中越大地震の被災地である新潟県より地元団体やNPOを招いて、
震災後から現在までの活動報告・意見交換会が行われました。

この研修会は、高田大隅つどいの丘商店街と(公社)中越防災推進機構様が連携し、
「中越大地震発災から現在までの復興・復旧・まちづくりの経験を地元団体、商業者、
NPO等の視点から共有頂き、それらのノウハウを東日本大震災の復興に活かすヒントを
得ること」を目的としています。

視察研修会に先立って行われた2日間の会には、高田大隅つどいの丘商店街の事業者、
NPO、支援団体が参加しました。

中越大震災から今年で10年が経ちますが、現在も復興と地域活性化への活動が続いています。

中越

ゲストの(公社)中越防災安全推進機構の理事/事務局長山口氏からは、NPOの立場から
中越メモリアル回廊や長岡市山古志・太田地区を走るコミュニティバスの取組みが紹介され、
「持続可能性が鍵となる」とのお話がありました。

続いて、東小千谷夢あふれるまちづくり活性化協議会の副会長高野氏・
地域経営実践支援マネージャー金井氏より、2つの商店街と地域住民で構成する同協議会の取組みの他、
「補助金があると甘えてしまう」など課題や苦労している点なども共有されました。

山と海、まちの規模など環境は異なっても震災からの復興・復旧を経験したこと、
継続して地域課題に取り組んでいるお話から学ぶところが多くあります。
また、成功例だけではなく、うまく行かなかったからこそのポイントも参考になります。

東日本大震災の経験と、これからの復興・まちづくりの動きをしっかり後世に受け継いでくためにも、
こうした他地域から学ぶ取り組みは非常に有効だと感じました。
今回は視察本番に向けた事前勉強会として実施されましたが、短い時間の中からも
参加者の皆さんは復興・まちづくりに向けた多くのヒントを得ることができたようです。
今後行われる現地視察からも、多くの学びが得られることが期待されます。

中越の復興事例が陸前高田の復興・まちづくりに活かされるよう、
引き続き取り組みを見守りながら応援していきたいと思います。

カテゴリー: Cheer up! 陸前高田 






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