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地元の人々に代々受け継がれる、閑董院宥健尊師堂「縁日」【高田のはなし】

陸前高田市矢作町馬越にある「陸前高田市指定有形文化財 閑董院宥健尊師堂」(かんとういんゆうけんそんしどう)と、そこで毎年(年3回)行われている「縁日」について紹介します。

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閑董院宥健尊師堂とは?

元和6年(西暦1620年)、疫病に苦しむ人々を救おうと鎮護国家、悪疫退散を願い、自ら洞窟に入って食を絶ち、読経を続けて即身成仏(※)した宥健法印(閑董院さま)という方がいました。その御霊を祀るため、大船渡市末崎町の古沢幸作を棟梁とする地元の気仙大工と、山形県の彫刻師高山専蔵らが協力して洞窟の傍らに建てられたお堂のことを指しています。

※即身成仏:現実世界のこの身のままですぐに仏になること。

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地元の人々によって大切に受け継がれる「縁日」

閑董院宥健尊師堂では、閑董院さまが亡くなられた3月21日(旧暦)の他、7月21日(旧暦)・1月21日(旧暦)にお堂の扉を開放します。それに併せて、「縁日」が行われてきました。
この「縁日」には、市内市外だけでなく県外からもたくさんの方が参拝に来られます。
昔は、たくさんの茶屋が並び、道いっぱいになるくらいの人が訪れ、とても活気があったそうです。

こちらは、今年の4月27日に行われた「春の縁日」の様子。

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「縁日」は、地元の方々が中心となり準備が行われます。

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当日は、参拝に来られる方へと想いを込めて作った、そばの販売も行われました。
この地区の休耕田を活用し栽培しているそば粉から作られています。
このそばは、地区の女性たちが前日に集まり仕込んだものです。

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もっちりとした麺に、お母さんたちの愛情がたっぷり加わりでとても美味しかったです!

 

ここ馬越は、もともと人口が少ない地区で、その上高齢化も進んでいます。
その中でも、地元の人々によって代々受け継がれてきた「縁日」。
地元の方々の想いがつまった「縁日」。

是非、みなさんも訪れてみてください。

 

「閑董宥健尊師堂」
住所:岩手県陸前高田市矢作町字馬越 ※二又地区から生出地区に行く途中にあります。

目印はこちら↓
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カテゴリー: 高田のはなし 






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