【高田のはなし】気仙の5W1H
2014年10月16日
朝夕の冷え込みがぐっと強まり、長そでが必需品になってきた陸前高田です。
10月に入り、秋が深まってきました。
山側の地区では、はさ架けが太陽の光にきらきら光る様子が目に入ります。
(10月上旬の下矢作地区の様子)
間が空いてしまいましたが、今回の「高田のはなし」は気仙の言葉・第三弾をご紹介したいと思います。
題して、「気仙の5W1H」です。
5W1Hはみなさんご存知の通り、情報を整理・報告する時のポイントのことです。
一般的に5W1Hといった時に思い浮かべるのは下の6つのキーワードでしょうか。
Who…誰が
What…何を
When…いつ
Where…どこで
Why…なぜ(どんな目的で)
How…どうやって(どのようにして)
これを高田の言葉に置き換えると、このようになります。
Who…だれさ(だれす)
What…なにす
When…いづ
Where…どさ・どごさ
Why…なじょす・なして・なにす
How…なじょ(に)して・なして・なにす
「何が」「なぜ」「どうして」「どのようにして」は「なにす」や「なして」の一言に含められていることもあります。
更に、言葉を重ねて使うこともとても多いです。
「誰が」を示す「だんだりかんだり」、「何」を示す「なんだりかんだり」、「いつ」を示す「いづだりかづだり」、「どこ」を示す「どこだりかくだり」。
地域によっては最後の「り」が「れ」になる差異はありますが、概ねこんな言葉に変換できます。
ちなみに、5W1Hからは離れてしまいますが重ねる言葉として、「いりっこすまっこ」という言葉もあります。
これは「すみずみまで」という意味合いで使われます。
当サイトも、ぜひ「いりっこすまっこ」まで見ていただけたらと思います。