【活動報告】第8回支援連絡調整会議 開催
12月10日(火)第8回支援連絡調整会議を開催致しました。
師走に入って市内は冬の様相に変わり、当日も外は小雪が舞っていました。
支援連絡調整会議では、復興支援・まちづくりのための活動が
市内でどのように行われているか、わかりやすく把握できるよう、
マッピングと情報共有を行っています。
今回は4つのグループに分かれて、話し合いを行いました。
△仮設・コミュニティのグループでは、生活支援面における各種情報交換と、
「仮設退去後」を見据えたコミュニティのあり方に関して議論がなされました。
△生活再建のグループでは、住宅再建関係の協議会の動きの共有と、
生活を支えるための移動に関するニーズが話題にのぼりました。
△教育・子どもグループでは、市内の学童について、
設置状況および父兄の抱える悩みについて、情報共有がありました。
△商工観光産業のテーブルでは、新たな試みである「事業者間連携」の
取り組み紹介や、その他情報共有を行いました。
前年度までの「陸前高田市ネットワーク連絡会」にて話し合われていた内容が解決し、
新たな局面を迎えたものもあれば、未だに課題として残っているもの、深化したものもあります。
後者に関しては、元々地域が抱えていた課題と結びついているものも多く(移動支援など)、
調整から一歩踏み込んだ解決案の模索が必要となっています。
また、会を重ねても、次々に新しい団体の名前が挙がることから、
市内での各活動の動きを把握することの難しさは一入であることが伺えます。
しかしそれは同時に、連携を通じて解決できる選択肢の多さ、
ある種の可能性を示唆しているともいえるのではないでしょうか。
陸前高田市まちづくりプラットフォームでは、こうした作業を通じ、
より効果的なまちづくりに繋がるよう、また、なによりここに暮らす住民の方のためになるよう、
一層の情報集約に努めていきたいと考えています。
今回は2013年最後の支援連絡調整会議となりました。次回の開催は年明けとなります。
4年目がだんだんと近づいてくる今冬、陸前高田に暮らす市民の皆さんにとって、
穏やかな年の瀬となることを願ってやみません。
新たな一年もどうぞよろしくお願いいたします。