【Cheer Up!】 かながわ発 U-22被災地行ってきました。
青空と強い日差しのなか6月を迎えた陸前高田です。
震災から3年と3ヶ月が経ちますが、県外からの支援活動も続けられています。
また、支援団体が連携して「その活動を首都圏の方々に伝えよう!」という
取組みも行われています。
今回の【Cheer Up!】は、「陸前高田での応援したい取組みをご紹介する」という
視点からは少し離れますが、この活動をご紹介します。
<NPO法人かながわ311ネットワーク>
→ボランティアバスの派遣、修学旅行のコーディネートなどを通じて、神奈川と岩手をつなぐ活動を行っている。
<NPO法人ハマトラ横浜フットボールネットワーク>
→陸前高田市横田町でフットサルを通じた子ども達や仮設住宅住民との交流を行っている。
発災直後から、この2団体を通じて若い世代が現地でボランティア活動やフットサル交流を行っています。
しかし、「現地での活動を共有したり、想いを語り合う場所がない」という現状がありました。
そこで、神奈川に拠点を置く同団体が協力し、現地を訪れる中で見たこと/感じたことを語り合い、
復興支援についてさらに考えるきっかけにしたいとの思いから企画されたのが、
「かながわ発 U-22被災地行ってきました。」です。
第1回を昨年11月17日に開催。
被災地支援活動に参加した若者たちが一堂に集まり、活動発表とディスカッションを行いました。
①震災の風化防止のために、彼らが見てきた東北を首都圏のひとに伝える。
②次世代のネットワーク作りのために、若者同士の横のつながりを作る。
この2つがキーワードです。
ディスカッションでは、子どものみ、大人と混じったグループなど様々でしたが、
「これから具体的に自分たちに何ができるか?」を話し合う姿が見られたようです。
この会に参加した高校生、大学生が、再び陸前高田に訪れた際に話を伺いました。
「これまで東北に関わりがなかったが、活動に参加し現地に足を運ぶ中で、
陸前高田が自分の知っている場所になってくる。ボランティアに来るという感覚から、
陸前高田に遊びに行くという想いに変わってきた。」
「被災地だから…で人が集まる理由にしたくない。
自分たちが見て感じた地元の良さをアピールしてい行きたい。」
という東北への想いの他、
「大人(先輩)達が行動を起こしてくれて、それを通して自分たちは現地へ来ることができている、
その感謝を忘れずに、自分たちが出来ることを考えていきたい」といった力強い意見も聞かれました。
若い世代が持つパワーや想い、アイディアを活かし、大人がサポートして具体的なアクションに
繋げていく、そんな仕組み作りにつながることも期待されます。
第2回が今月6月8日に行われます。
興味をお持ちの方ならどなたでも参加できます。
詳しくはかながわ311ネットワークのホームページをご覧ください。
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