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【Cheer Up!陸前高田】 陸前高田観光ガイド・震災の語り部ガイド講座~未来へ語り継ぐ 陸前高田~

2月に入り立春を過ぎました。
まだ寒い日が続きますが、晴れた日は青空が気持ちのいい陸前高田です。

さて、今回の「Cheer Up! 陸前高田」は、陸前高田観光ガイドおよび震災語り部ガイド養成の取組みをご紹介します。

陸前高田市観光物産協会による「陸前高田観光ガイド・震災の語り部講座」が、
昨年12月から2015年3月末までの日程で開催されています。

第一回「玉山金山をはじめとする陸前高田の金山」(12月21日開催)に続く、
第二回「陸前高田の中世の城と館」と「陸前高田のジオパーク」が、
1月25日(日)に気仙町にある一本松茶屋交流室で行われ、講座の様子を見せていただきました。

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前半の「中世の城と館」の講義では、
気仙地域に存在した城館について、歴史と現在調査が進む高田城本丸跡や堂の前貝塚になぞった説明の他、
この地域に見られる「海城・海館」についての話しなど、とても魅了されました。

同協会観光ガイド部会では、これまで陸前高田を訪れる方々への「観光ガイドボランテイア」を行っていましたが、
震災後は、東日本大震災による被災状況や日々変わる復興の様子もしっかり伝えていきたいと、
有料でお客様の要望に応えながら「震災の語り部ガイド」を行っています。

今年度のガイド講座は、昨年度の「復興や震災の語り部」に特化した内容に加えて、
「地域の歴史・文化」に関する研修も盛り込まれています。
これは「これからは地域の資源、歴史・文化の魅力も広く伝えていきたい」との思いからとのことです。

講座開始の冒頭、
「東日本大震災で被害を受けたこの地を忘れないで欲しいと思う一方で、自分たちも嵩上げ工事などが進み、
以前の様子が頭から抜けていく気がする。だからこそ、地域の歴史・文化を学んで広く伝えていきたい。」という、
観光物産協会会長の言葉があり、胸に響きました。

参加者は、実際に震災語り部として市内を案内している方、地域の文化・歴史に造詣が深い方など様々で、
定員を超える数から関心の高さが伺えます。

受講から新たなガイド養成へと直結させることは難しいようですが、携わる仕事や年齢など、
さまざまな視点から地域の魅力や復興の様子を未来へ伝える担い手が増えていくことを願います。

満18歳以上で市内在住、または市内に勤務先を有する方ならどなたでも受講できます。
今後の日程は、市観光物産協会ホームページや新聞などで広報される予定です。

詳しくはこちらをご覧下さい。
陸前高田市観光物産協会HP

カテゴリー: Cheer up! 陸前高田 






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