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【高田のはなし】復興のあゆみ―後編

本日は、あの日から4回目の3月11日です。
東日本大震災で犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
それぞれの場所で、それぞれが思う方へのお祈りを捧げられたのではないでしょうか。
今回も前編に引き続き、2014年度の1年間の復興のあゆみを振り返ります。

■ベルトコンベアー「希望のかけ橋」
災害公営住宅の完成・入居と並ぶ、もう一つの大きな動きが巨大なベルトコンベアー、通称「希望のかけ橋」です。

2014.3
今泉側の山を削り、その土砂を気仙川を越えて高田地区方向へ運搬するベルトコンベアー。
上は2014年3月時点の、米崎町側から気仙町方向を見た写真です。

2014.4
こちらは2014年4月の写真。
砂煙の向うに見えるベルトコンベアーが、少し伸びたように見えます。

2014.8
2014年8月、更に距離が伸びています。

2014.9
2014年9月の様子です。

2014.11
そして2014年11月。
この5枚の写真を比較すると、ベルトコンベアー以外にも大きな変化があったことが見えます。
それは、今泉側の高台が削られ、平らになっているということです。
3月時点では山の形だった高台が、11月には平らになっています。
つまり、これだけの土砂がベルトコンベアーで旧市街地に運ばれたということです。
本来10年かかる事業を短期間で行うために導入されたのがこの巨大ベルトコンベアーですが、
稼働により嵩上げ工事は一気にスピード感を増したように写真からは見受けられました。

東日本大震災の被災地の中でも、「最大にして前例のないまちづくり」として取り上げられる、陸前高田のまちづくり。
陸前高田市まちづくりプラットフォームでは、今後も市内の様子を定点観測として記録し、
多くの皆さんに向けて、刻々と変わるまちの様子をお伝えしてまいります。
来年のこの日には、また一年のあゆみをお届けできればと思います。

※今月も定点観測のアルバムをfacebookページにアップロードしました。
よろしければこちらもどうぞご覧ください。
【定点観測】2015年3月・陸前高田の様子

カテゴリー: 高田のはなし 






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