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【Cheer Up!】「三陸国際芸術文化祭 2014」

9月になり、ここ陸前高田はだんだんと秋の気配が漂ってきています。
陸前高田での応援したい取り組みをご紹介する「Cheer Up! 陸前高田」。
今回は8月16日(土)から24日(日)の9日間、陸前高田や大船渡などの7会場で開催されていた『三陸国際芸術文化祭2014』をご紹介します。

この芸術文化祭は、東日本大震災を受け、東北沿岸部・三陸地域の郷土芸能を日本全国、そして世界に発信することで、国内外の人々が震災を考え続ける
きっかけとすることを目的の一つとして開催されたものです。

陸前高田市では、8月17日(日)に小友町の気仙大工左官伝承館を会場に開催されました。
三陸とアジアをテーマに、「三陸気仙地域とインドネシア 郷土芸能でつながる」と題したプログラムで行われ、
陸前高田うごく七夕 森前祭組有志会(高田町)
広田御祝い(広田町)
金成百姓踊り(横田町)
田束剣舞(小友町)
が参加し、会場を盛り上げました。
陸前高田市発祥である気仙大工の優れた建設技法に触れながら、観客は庭や座敷に分かれたステージで披露される華やかな伝統芸能を楽しんでいました。

8月23日(土)は、隣の大船渡市にある碁石海岸キャンプ場を会場として、「三陸・韓国・インドネシア、郷土芸能の競演」と題し、さまざまな団体が個性的な伝統芸能を披露しました。

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(しおめも 「生命の森-足あとから風景になる」)

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(迎山流前田鹿踊)

参加団体は、キャンプ場やレストハウス前、世界の椿館ミニステージなど広い敷地内のさまざまな場所で伝統芸能を披露しており、会場全体が一体となって盛り上がっていました。
また、会場内には地元の飲食店や物産展が出店しており、子ども向けにかき氷も販売されるなど、どの年代でも楽しめる雰囲気となっていました。

今回参加した団体の中には海外からの参加団体も多く、お互いの国の伝統芸能を通じて交流・繋がりが生まれた貴重な場となっていました。
また、東北沿岸部の住民による力強い演舞は、震災の記憶を風化させず、広く伝えていく機会にもなったと感じます。

全体を通して、観て・食べて・知って楽しむとても充実した空間でした。
今回参加した団体だけにとどまらず、これをきっかけに三陸の伝統芸能が一層飛躍することを願っています。

カテゴリー: Cheer up! 陸前高田 






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