【高田のはなし】まちあるきこぼれ話 ~横田編~
2月22日(土)に横田地区、小友地区で実施した地域企画「まちあるき」は、
陸前高田市内外から参加をいただき、地域の魅了や資源を再発見する機会となりました。
まちづくりプラットフォーム事務局でも、事前準備で住民講師の皆さんとの打合せを行う中で、
地域の自慢やこれまで取り組んできたことなど、さまざまなお話を聞くことができ、
改めてそれぞれの地区の歴史や魅力に触れました。
そこで、今回の高田のはなしでは、2回にわたり両地区のこぼれ話をご紹介します。
~横田編~ 【気仙川とともに歩む横田】
横田町は陸前高田市の海岸線から内陸に10㎞ほど入った自然豊かな地区で、
まちの中心を気仙川が流れています。
初回の打ち合わせから講師の方々から「横田と言えば気仙川だね」との言葉があった通り、
気仙川は昔からアユやヤマメの宝庫として多くの釣り人を楽しませ、川遊びやイカダ下りも
盛んに行われるなど、地域の象徴でもあります。
以前は、東西の農地や山林への通い道として6本の板橋が掛かかり、
洪水の度に流されるので「流れ橋」とも呼ばれ、その度に住民総出で掛け直していたそうです。
普段車を使うと、川を横目に見ながらすーっと通ってしまうことが多いのですが、実際に川まで行ってみると、
河川整備が行われた下流方面は水が緩やかなのに対して、未整備の上流では石と流れの荒々しさも残るなど、
川の見せる顔も様々です。
また、気仙川に流れ出る小川も多くあるのですが、今回特に印象的だったのが、西宿地区にある「逆さ堰(ぜき)」。
水をせき止めて水位を上げることによって、上流側に水を貯留したり用水路などへの取水を容易にする
ことを目的に設置される堰ですが、ここでは、生活用水路として小川から引いた水が、北から南に流れる気仙川とは
反対の水の流れになっているんです。
一見何でもないような所でも、じっくり見て知ると興味深いことが多いです。
まさに知れば知るほど味がでるのがこのまちの魅力だと感じます。
春も近づいて、お出かけにも良い陽気になりました。
ぜひ、みなさんもじっくり歩いてみてはいかがでしょう!
まちあるきの様子は【活動報告】ページでも紹介しています。
ぜひコチラをご覧下さい。