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【活動報告】第15回支援連絡調整会議を開催しました

7月15日(火)、米崎地区コミュニティセンターにて
陸前高田市まちづくりプラットフォームの第15回支援連絡調整会議を開催、
17団体29名の方々にご参加頂きました。

毎月開催している「支援連絡調整会議」は、
震災以降陸前高田で活動する市内外の支援団体や地域組織の
情報交換の場として市内の復興支援・まちづくりのための活動を
わかりやすく把握できるよう、マッピングと情報共有、意見交換を行っています。

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今回も前回に引き続き二部構成で開催しました。
第一部:6月以降の活動報告と今後の予定やイベント告知を全体で共有。
第二部:テーマ毎に復興や支援の状況把握と活動から見える課題の共有、意見交換。

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【1グループ:地域・コミュニティ】では、
県内・陸前高田市内の復興の現状や地域の動き、再建支援制度などについて情報交換した後、
「住民間交流」や「集まる場所」など自立再建および災害公営住宅へ転居した後の
コミュニティ運営等について検討しています。住民が集まりやすい場づくりとして
「共同作業の機会や取り組みを増やすことで地域のつながりが深まるのでは」
との意見が出されていました。
次回は「仮設に残る人、再建する人を包括的にケアする仕組み、役割分担」について意見交換していきます。

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【2グループ:子ども・教育/女性・子育て】では、
花巻の団体より内陸避難者の様子が共有された後、
子どもを対象としたサポートをする団体として「継続性のある活動」の
重要性が話し合われました。実際に大槌の事例も共有しながら、
継続性のあるサポートやボランティアが子どもに心を開かせるきっかけとなるなど、
相手の安心感に繋がっているとの意見が出されました。
今一番声が聞きたい人たちとして「女性」や「子育てをしている方々」という意見も出ています。

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【3グループ:商工・観光・産業】では、
前回に引き続き陸前高田周辺市町の商業圏について話合いながら、
陸前高田市内の宿泊施設の現状を洗い出し、新しい施設も建設される中で震災前は観光資源もあったが、
今は人が減り復興需要があるのはあと5年程度ではないかとの状況を共有しました。
次回は「観光民宿はどこに誘客を求めるのか?」「陸前高田に工事以外で泊まる目的は何か?」
について意見交換していきます。

最後に全体で各グループの協議内容を共有、閉会となりました。

今回は内陸避難者への支援活動を行う団体より、
「みなし仮設の使用期限が迫り内陸避難者は決断を迫られている」
「元もと住んでいた沿岸に戻っても働く場所がない、医療施設が充実していないことで決断に迷いがみられる」
との情報共有もありました。

また、複数のテーブルで継続した議論が行われています。
NPOや支援団体では対応できない部分については、支援連絡調整会議がより有効な情報共有、
意見交換、調整の場となるように、引き続き努めてまいりたいと思います。

会議の場では吸い上げ切れていない情報、課題もあるかと思いますので、
登録団体、関係するアクターの皆さんからの情報提供も、引き続きご協力を
よろしくお願いいたします。

会議に参加された皆さん、お疲れ様でした。
次回は8月19日(火)、小友地区コミュニティセンターにて開催を予定しています。



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