【活動報告】第11回支援連絡調整会議 開催
3月も後半に入り、春の気配を感じるようになりました。
3月18日(火)、「第11回支援連絡調整会議」を、
小友地区コミュイニティセンター(ふるさとセンター)にて開催、
17団体23名の方々にご参加いただきました。
支援連絡調整会議では、市内の復興支援・まちづくりのための活動を
わかりやすく把握できるよう、マッピングと情報共有を行っています。
今回は、地域・コミュニティ/生活再建/教育・子ども・女性/
商工観光産業/の4つのグループにわかれて話し合いました。
また、前回(第10回)から継続して、第1回から第9回までの会議で抽出された、
支援や地域のまちづくりにおける課題についての掘り下げも行いました。
「地域・コミュニティ」のグループでは、前回からの振り返りとして、
同グループであげられている課題の相互関連性を確認し、
「地域コミュニティ構築へのサポート」を円滑に行っていくための
「連携のしくみづくり」が「移行期のフォロー」に活きてくるのではないかとの議論を深めました。
「生活再建」のグループでも、前回から続いている意見の中で、
住民向けに開かれている相談会などへの参加者が少ない・伸びないという現状を踏まえ、
「参加障壁を下げるためには」について議論を深めました。
住民と直接関わる団体間の関係づくりやネットワーク強化が大切である反面、
テーマ型とは違うネットワークをつくっていくことも重要になるとの意見も出されました。
「教育・子ども・女性」のグループでは、全体の課題でもある情報発信について議論し、
支援活動・市民活動について市内に伝える難しさとして、「市民へのアプローチ」と一概に言っても、
個人・環境によってその方法は様々であるという議論がなされました。
住民がそもそもどんな情報を受取りたいのかを把握することの必要性について認識を深めました。
商工観光産業のテーブルでは、市内の新設商業施設や市内中心地復興プランについての
業者間での情報格差について共有したほか、
「被災地がたくさんある中で、陸前高田を選んでもらうにはどうすればよいのか」について議論し、
防災・減災への取り組みの発信も重要ではないかとの意見が出されました。
陸前高田市まちづくりプラットフォームとしてスタートして早1年。
今年度最後の支援連絡調整会議は、旧ネットワーク連絡会から継続して30回目でもありました。
回を重ねるごとに、全体的に連携や仕組みづくりについての議論が深まっているように感じます。
各団体が自分たちでできることも「あえて一緒にやってみる」というスタンスを持つことで、
連携先に付随する関係性が広がる可能性がある、との意見も出されており、
この場での共有・議論が、支援団体と地域のアクターが連携することに発展し、
陸前高田の復興・まちづくりに活かされていくことを願っています。
会議に参加された皆さん、お疲れ様でした。
陸前高田市まちづくりプラットフォームでは、平成26年度も引き続き、支援連絡調整会議を開催していきます。
次年度もどうぞよろしくお願い致します。