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【高田のはなし】権現舞のはなし

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

新年一回目の「高田のはなし」は、沿岸部の広い範囲で年初めに行われる権現舞(獅子舞)についてご紹介します。

『権現舞(ごんげんまい)」は「獅子舞(ししまい)」の一種ですが、この地方での「獅子舞」は「権現舞」と同じものを指します。
東北地方の山伏たちの伝承する神楽である「山伏神楽」の演目「権現舞」がルーツで、
権現と称する獅子頭に神を勧請(かんじよう)し、家々で悪魔払い・火伏せをし、また余興として劇的舞曲を演じます。
岩手県の早池峰(はやちね)神楽や秋田・山形両県の番楽などがよく知られており、
この神楽の演目に「権現舞」と呼ばれる「獅子舞」があります。』
(大船渡市郷土芸能協会さんのHPより抜粋)

権現舞は本来、小正月に行われていたそうですが、今は地区行事に合わせて行われています。
気仙地方では地区ごと、集落ごとに行われているもので地元に根付いた文化といえます。
昔は夜行われていたそうですが、現在は昼に行われています。

1月1日、市内竹駒町の下沢地区では同地区の新年会が行われ、権現舞が披露されました。
東日本大震災以来、4年ぶりの実施となりました。

2016-01-01権現写真

2016-01-01権現2

権現役(獅子)は2人から3人で行われ、「サイボウフリ」と呼ばれる踊り手がそれをあやすような動きで踊ります。
本来は太鼓や笛の練習も行われ地域交流の機会になっていたようですが、地域の子どもの数が減少し担い手がいなくなっています。

今回、下沢地区でも、子供達の動きをはっきりと覚えている人がおらず、思い出しながら指導に当たったとのこ­とです。
こうした文化が継承されることで、地域のつながりが強まっていくのかもしれません。

獅子の動きはやはり迫力があります!
動画もぜひご覧ください→ https://youtu.be/GuN8pEFyhxI

カテゴリー: 高田のはなし 






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