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【Cheer Up!陸前高田】 子ども支援ネットワーク会議~CAP研修の取組から~

12月に入り、陸前高田にも雪が積もりました。
「岩手の湘南」だけあって、翌日には溶けてしまいますが、寒波の影響で冷たい風の強い師走となっています。

今回のCheerUp!は、12月12日に行われた「CAPワークショップ~子どもを暴力から守る~」の様子から
子ども支援ネットワーク会議をご紹介します。

CAP(キャップ)とは…Child Assault Prevention=子どもへの暴力防止プログラム。
米国で開発されて1980年代から世界に広がり、日本では一般社団法人J-CAPTA(ジェイキャプタ)が中心となり、
岩手では、CAPリアスおよびCAPいわてが研修の実践団体として活動が進められています。

東日本大震災後、日本ユニセフ協会の支援により、
岩手・宮城の沿岸部と福島全域は無料で実施することができます。

CAPには、就学前から中学生、障がいのある子どもなど年齢や環境に合わせたこどもワークショップと、
教職員向けと保護者向けのおとなワークショップがありますが、今回は支援者向けのおとなワークショップです。

市内で活動する子ども団体、シルバー人材センターの子育て支援に携わる方々、
地域団体などから約20名が参加しました。

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J-CAPTAの木村里美さんを講師に、子どもたちに誰でも「安心して」「自信をもって」「自由に」生きる3つの権利を伝えること、
この権利を奪われそうになった時に子ども自身が自分を守れる方法を伝えること、また、
周囲のおとなにも共通理解を図るというCAPの3つの概念を学びながら、大人としてできることを考えていきます。

小学生を対象にしたこどもワークショップの一部(劇)の実演も交えながら、
子どもたちが何を学ぶかから、大人は何ができるか?と進めていくので非常にわかりやすく、
子どもに関わる仕事に就く人だけでなく、コミュニティとしての理解も重要なのだとわかる有意義なものでした。

今回の研修は、子ども支援ネットワーク会議の事務局を務める特定非営利活動法人パクトが主催、
陸前高田市と同会議に参加する児童家庭支援センター大洋および岩手県ユニセフ協会の共催で行われました。
会議の中で岩手県ユニセフ協会から提案されたCAP研修が、支援者向けワークシップという形で実現したものです。

子ども支援ネットワーク会議は、陸前高田市内で活動する子ども支援団体や、市内の教育機関、
保護者などが集まり、各団体の取組みや子どもに関する情報を共有することで、
お互いに協力し連携できる体制づくりを目的に、2011年11月から継続されており、
今回の取組は、会議を通じた1つの連携事例となると思います。

各団体の活動がある中、協力・連携と言っても難しい場面もありますが、
こうした取り組みが増えることが地域の子どもたちに還元されるものであると願い、
今後の活動も応援していきたいと思います。

カテゴリー: Cheer up! 陸前高田 






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