【活動報告】戸羽市長との懇談会(運営委員有志企画)
12月18日(水)まちづくりプラットフォーム運営委員有志による戸羽太市長との懇談会を開催しました。
今回は「今後のまちづくりにおける行政と市民活動の協働・連携のあり方」をテーマとし、
参加者と市長との意見交換を行いました。
現在「陸前高田のまちづくりの話」というとき、そこには非常に多くの立場・役割から携わる方々による、
さまざまな規模・内容の場が存在します。
会の冒頭には、そうした中で、市民活動(NPO)がそれだけでまとまるのではなく、広く市民・行政との連携が
今後一層重要となるため、ざっくばらんに意見をまじえる機会にしたいと、運営委員長からの挨拶がありました。
まずは市長が市民活動に期待することは何か?ということから話が始まりました。
陸前高田は元来コミュニティの力でまちづくりが牽引されてきた背景に触れ、この特徴・強みを活かしながら、
さらにまちの魅力を高めていくことが、震災による課題・震災以前からの課題を包括的に解決していくことになる
というお話がありました。
その中で、「市民活動(団体)には、課題に対し具体的にこれができる!ということをどんどん相談いただきたい。
協力できる部分は応えていきたい。」という力強いメッセージを頂きました。
その一方で、協力する際に何を持って協力できるのか?それぞれの団体のできること(強み)の発信を
わかりやすくしていくことの必要性や、課題解決のために他団体や市民など異なる立場の方々を巻き込んでいく
推進力の重要性、さらに組織の経営力(ビジネス化なども視野に入れた)の安定性などが挙げられました。
どれも的確に市民活動団体の状況を捉えたものであり、参加者の中でも今後の参考になった方も
多かったのではないかと思います。
参加者の中からは、行政とのかかわり方はどのようなかたちが互いを活かし合うコミュニケーションになるのか?
といった問題提起や、主に財政面での組織基盤に関する悩みの共有、さらには互いの役割に関して
共通理解をもつための場や、意見を届け形にかえるための仕組みの重要性などが話題にあがりました。
懇談会後には懇親会を開催。
食卓を囲みながら、より近い距離で、様々に意見を交換しました。
参加者の意見に熱心に耳を傾けながらも、しっかりと場を盛り上げていただきました!
今回の懇談会・懇親会は、市民活動(NPO)がよりよいまちづくりをすすめる上での1つのピースになれるよう、
それぞれが出来ることのヒントを見い出す機会となりました。
今後、各団体どういった役割を果たせるのか考えつつ、様々な形での対話の機会を増やし、
お互いを活かし合うための連携や協力が沢山生まれることを期待します。
議会会期中のお忙しい中ご参加いただいた戸羽市長、本当にありがとうございました!
今回の市長懇談会をもって年内のプラットフォーム関連の行事は終了となります。
新しい年も、どうぞよろしくお願いいたします。