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【Cheer Up!】 朝カフェ「珈琲日和」
2013年09月11日
9月に入り、ひと雨ごとに秋の気配が深まるこの頃です。
本日は、市内のとある仮設住宅の集会所にて開かれている朝カフェ「珈琲日和」についてお伝えしたいと思います。
朝カフェとは、その名の通り、朝限定で開かれるカフェのことです。
珈琲日和はだいたい朝8時半から10時まで開かれていて、宣伝は一切なし。ご近所の方に“コーヒーが好きな人は来てください”と声をかけているだけとのことです。365日毎朝オープンしているそうで、この日も仮設住宅の住民の方々はじめボランティアの大学生など、口コミで聞きつけた人々でにぎわっていました。
珈琲日和を始めた菅野範男さんにお話をお伺いしたところ、この取り組みは長野県長野市にあるカフェ「珈琲日和」のマスターが訪ねて来られたことから始まったそうで、カフェの名前もそのカフェと同じものを使い始めたといいます。長野の「珈琲日和」からのコーヒーの提供と10人分のコーヒーカップでスタートし、始まってからはカフェに集まる皆さんがお菓子や様々な種類のコーヒーを持ち寄ってくださるようになりました。コーヒーは陸前高田で喫茶店を営む中川聖洋さんの指導のもとで入れられています。また集会所の入り口にかかる「珈琲日和」ののれんも、カフェに来られる方のご好意による手作りで、温かみを感じます。
長野からのコーヒー提供から始まり、現在は住民の方々によって運営され、コーヒー好きな人が自然に集まる―
この空間のすべてが、さまざまな人のつながりによって成り立っているところが「珈琲日和」の1番の良さだと思います。
これからも人々がいつでも集い、語り合うことの出来る場所として「珈琲日和」が続いていくことを願っています。